ご挨拶
“栃木県リハビリテーション専門職協会”とは
栃木県リハビリテーション専門職協会は、前身の栃木リハビリ3士会合同地域包括ケア推進委員会の活動を経て、H30年度に創立され、地域包括ケア・介護予防推進部会、災害対策リハビリテーション推進部会、訪問リハビリテーション推進部会と3つの部会にて構成されています。
地域包括ケア・介護予防推進部会では、栃木県の3ブロック別にブロック長、25市町別に支部長として理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が1名ずつ配置されており、各自治体からの依頼に対応しています。
年に4回の研修(地域包括ケア推進リーダー導入研修、地域包括ケア推進リーダーブラッシュアップ研修、介護予防推進リーダー導入研修、介護予防推進リーダーブラッシュアップ研修)を開催し、地域ケア会議や介護予防事業に貢献出来るリハビリテーション専門職の育成を図っています。
災害対策リハビリテーション推進部会では、連絡網の整備構築、災害リハビリテーションの啓蒙活動、被災地への支援システムの検討、研修会の開催を行っています。
訪問リハビリテーション推進部会は、年に1-2回地域リハビリテーション研修会を開催し、訪問リハビリテーションに関わるリハビリテーション専門職の質の向上に努めています。
各部会共に、一般社団法人栃木県理学療法士会、一般社団法人栃木県作業療法士会、一般社団法人栃木県言語聴覚士会と連携を図り、県内のリハビリテーション専門職としての事業普及に努めています。
栃木県理学療法士会・作業療法士会・言語聴覚士会会員は、栃木県リハビリテーション専門職協会の会員となりますので、士会員の皆様は、栃木県リハビリテーション専門職協会の各研修会、事業活動に奮ってご参加ください。
会長挨拶
栃木県リハビリテーション専門職協会 会長
細井 直人
NAOTO HOSOI

サステナブル社会貢献に向けて!
令和4(2022)年度会長に就任致しました、細井直人と申します。今後の活動に当たりご挨拶を申し上げます。
平成26(2014)年8月9日、半田一登先生(前公益社団法人日本理学療法士協会会長)・中村春基先生(一般社団法人日本作業療法士協会会長)・深浦順一先生(一般社団法人日本言語聴覚士協会会長)が一堂に会し、TKPガーデンシティー永田町バンケットホールにおいて47都道府県士会長および地域包括ケア担当者が参集しました。その折、鶴田真也課長補佐(前厚生労働省老健局老人保健課)より、「リハビリテーション専門職への期待」と題した非常に刺激的かつ興味深い特別講演を聴講し、今後の活動目標が明確になってきました。その後、ワークショップにおいて、河野礼治先生(前公益社団法人大分県理学療法士協会会長)から「栃木県は君がやっていかなくちゃだめだから」と背中を押され、現在もその言葉を胸に粛々と精進しております。
平成26(2014)年10月3日、金子操先生(前一般社団法人栃木県理学療法士会会長)と栃木県保健福祉部を来訪し、医療政策課・健康増進課・高齢対策課等関係部署担当者にプレゼンテーションを実施、平成26(2014)年12月1日、栃木リハビリ3士会合同地域包括ケア推進委員会を創立、平成30(2018)年4月1日、栃木県リハビリテーション(以下、リハ)専門職協会を創立、令和4(2022)年1月4日一般社団法人栃木県リハ専門職協会(以下、当協会)設立し現在に至っております。
当協会は、訪問リハ推進部会・地域包括ケア介護予防推進部会・災害対策リハ推進部会の3部会により組織され、会員は、令和4(2022)年9 月30日時点で、理学療法士 1437名・作業療法士810名・ 言語聴覚士266名の計2513名 となっております。
地域活動実績では、栃木県内 25市町中20市町(約80%) において「自立支援に資する 地域ケア会議」立ち上げ支援 を直接実施後「自立支援型地 域ケア会議」が開催されてお ります。平成27(2015)年4月1日~令和4(2022)年3月31日の7年間で栃木県内25市町において735回地域ケア会議が開催され計1075名のリハ専門職(理学療法士565名・作業療法士425名・言語聴覚士85名)がアドバイザーとして参加致し、介護予防事業においては、栃木県内25市町において1447回開催され計2189名のリハ専門職(理学療法士1583名・作業療法士413名・言語聴覚士193名)が参画致しております。また、在宅医療・介護連携推進会議等その他の事業においては、栃木県内25市町において336回開催され計740名のリハ専門職(理学療法士487名・作業療法士172名・言語聴覚士81名)が参加しております。
現在までに、地域ケア会議推進リーダー368名(理学療法士173名、作業療法士132名、言語聴覚士63名)、介護予防推進リーダー368名(理学療法士185名、作業療法士130名、言語聴覚士53名)を育成し、今後もリーダー育成研修会を開催し、更に各リーダー育成増加を図っていく方針です。また、訪問リハおよび災害対策リハも積極的に活動していく方針です。
令和2(2020)年度より、厚生労働省において「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」が開始されました。「運動」「栄養・口腔」「社会参加」を柱にフレイル予防・健康寿命延伸を目的としております。当協会では、栃木県行政・市町行政と協力し、管理栄養士・歯科衛生士等他職能団体との協業を具現的に講じていくことが喫緊の課題であると思っております。
現在COVID-19による感染拡大の中、地方行政・地域社会等における活動が制限されておりますが、我々リハ専門職はDX(ディジタルトランスフォーメーション)を融合し、エッセンシャルワーカーとしてサステナブル社会貢献に向け具現的に活動していく方針です。
当協会は、栃木県リハ専門職4番目の団体であり、まだ歩み始めたばかりですが、なお一層努力し、栃木県民の皆様に対し能動的に社会活動していく方針です。